東京大学駒場のグローバルFD部門(GFD)では、GFDプログラムシリーズ「高等教育におけるダイバーシティ」の集大成として「アカデミーの多様性、公平性、包括性に関する学際的なラウンドテーブル」を、3月23日(水)夜に開催します。
詳しくはこちらをご覧ください。3月23日開催「グローバルFD主催イベント」の紹介
東京大学駒場のグローバルFD部門(GFD)では、GFDプログラムシリーズ「高等教育におけるダイバーシティ」の集大成として「アカデミーの多様性、公平性、包括性に関する学際的なラウンドテーブル」を、3月23日(水)夜に開催します。
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当センターのエルバス ガブリエル特任准教授の研究成果がこのほど、2つの学術誌に掲載されました。
1. Hervas, G. (2022). The International Popularisation of Lesson Study: Early Studies and their Relevance in Later Literature. Revista Panamericana de Pedagogía, 33, 38-54. https://doi.org/10.21555/rpp.v33i33.2397
本研究では、授業研究(Lesson Study)の国際化の起源を再検討している。1980年代から1990年代初頭にかけて既にその実践を国際的に記述し、これまで授業研究実践者や研究者から文献学的に注目されなかった文献について明らかにしている。
2. Hervas, G. & Medina, J. L. (2022). Higher Education Teachers’ Perception and Use of Content Representations in Lesson Study. International Journal for Lesson and Learning Studies, 11(1), 14-25. https://doi.org/10.1108/IJLLS-09-2021-0077
本研究では、高等教育の教員がどのように「CoRes」(Content Representations: 授業設計や教員の教育的知識の解明に役立つ手法)を使用しているか、授業研究(Lesson Study)の中でどのように統合されているかを検証している。これは、高等教育の教員養成におけるCoResと授業研究の統合に関する国際的な文献において初の研究である。
2022年2月18日(金)、Zoomによるオンライン開催で東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)第18期履修証授与式を行いました。
第18期は39名が修了し、本学大学総合教育研究センターの 浅見 泰司 センター長よりご祝辞をいただくとともに、履修証が授与されました。過去の修了者の方にもゲストスピーカーとしてご登壇いただき、修了生の様々な活動やアラムナイネットの紹介を行って頂きました。
東大FFPはこれまでに学内全研究科・計849名の修了者を輩出しております。
来期(第19期)の開講は2022年4月を予定しており、現在以下のページでエントリーを受付中です。
→ https://utokyofd.com/ffp/apply/
「教える」を学ぶ 東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)を修了した大学院生・教職員によるミニレクチャを、3月8日(火)17時から開催します。
詳しくは 第18回 東大院生・教職員によるミニレクチャプログラム をご覧ください。
この流れで議論をスムーズに進め、能動的学習を促す手法です。
1981年にメリーランド大学のFrank Lymanによって最初に提案されました。
❶学生へ課題を提示します。
❷各自が考える時間を設定(1〜2分間)、各々が考えます。
❸ペアを設定します。
❹各ペアに分かれ、自分が考えたことを相手と意見交換・共有しましょう。
(複数のペアをまとめたり、3人以上のグループで実施したりすることもあります)
❺ペアごとに発表しましょう(代表1人)。
❻全体で5〜15分程度かかります(参加者の総数次第です)。
(イメージ写真)
・大人数クラスでも実施可能です。
・他者とのコミュニケーションの練習になります。
・各種ワークの基本や準備ワークとして利用できます。
・課題や人数によっては雑談になりかねません。
→明確な課題設定と何をするかの指示、レベルの配慮が必要です。年号や名称など、知識の有無を問うのではない設問をしましょう!
こちらをご覧ください → シンク・ペア・シェア(Think-Pair-Share)の事例
こちらをご覧ください → シンク・ペア・シェア(Think-Pair-Share)に関する動画
ジグソー法 (Jigsaw Method)
協調学習(*)の支援方法です。 *グループ活動を支援するための方法
ジグソーパズルのように各パーツを組み合わせると全体像や内容が理解できたり、多角的アプローチができたりします。課題の適切な準備が肝要です。
アメリカの社会心理学者であり、カリフォルニア大学サンタ・クルーズ校の名誉教授でもあるエリオット・アロンソン(Elliot Aronson)が1970年代に提唱しました。
(1)英文の長文課題をA・B・Cのパートに分けます。
(←教材の準備と分割)
(2)学生を3グループ(このグループをエキスパートグループと呼びます)に分け、資料A・B・Cを配布します。
各グループのメンバーは協力して、英文を和訳しましょう。
(←教材の配布とグループワーク)
(3)A・B・Cを訳した各グループから一人ずつ出て、グループを再編成します。各パートを訳した学生が一人ずついる構成です。
(←グループの再構成)
(4)新グループ(ジグソーグループ)メンバーは自分が訳した部分を披露、英文和訳の全体をまとめましょう。
(←ジグソーグループでのワーク)
(5)ジグソーグループごとに、和訳を発表しましょう。
(6)全体で60分程度かかります(参加者の総数やグループ数にもよります)。
(イメージ写真)
・学習者一人ひとりに責任感を持たせることができます。
・コミュニケーションをトレーニングできます。
・意見が違うことを許容する姿勢を育めます。
・学びを深める課題を作成することが必要です。
・再構成のため、時間配分に注意しましょう。
・人数の割り振りがうまく行くよう、注意しましょう。
こちらをご覧ください → ジグソー法の事例 – 東京大学ファカルティ・ディベロップメント | 東大FD |
こちらをご覧ください → ジグソー法に関する動画
2022年4月19日 スタート ※本講座は英語で開講予定
UTokyo Global Future Faculty Development Programは、大学教員を目指す東京大学の大学院生・ポストドクター・教職員を対象として、国際的な視点から大学で教えるための教育力を向上することを目的としたプログラムです。2022年より英語で開講しています。
グローバル化が進む中で、世界の大学は研究機関としてだけでなく、人間形成や教育向上のための重要な社会的支柱としての役割がますます求められています。大学教員には、研究者であると同時に優れた教育者であることが求められ、採用にあたっては、研究業績やこれまでの経験だけでなく、シラバス例の提出や模擬授業など、応募者の実際の教育能力も重視されています。
UTokyo Global FFDPは、大学院生、ポストドクター、研究者、教職員が、国内外の大学で教壇に立つのに必要な教育力を育成するために、国際的な視野で設計されています。多様なバックグラウンドを持つ仲間と交流しながら、「大学レベルで教える」ことを実践し、学んでみませんか?
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もっと知りたい方はビデオも要チェック! |
UTokyo Global FFDP 受講のメリット
東大OCW:第0回 Symposium on Future Faculty Development/UTokyo Global FFDP (Japanese Version)
UTokyo OCW | Symposium on Future Faculty Development/UTokyo Global FFDP(日本語同時通訳)
ご応募は こちら(本エントリー) (4月11日・月曜日 朝9:00締め切り)
・他機関からのオブザーバー参加も大歓迎
・東大FFP説明会は4月8日(金)17:00~18:30
東京大学フューチャーファカルティプログラムは、大学教員を目指す東京大学の大学院生・ポストドクター・教職員を対象として、特に「大学で教えること」に関するスキルおよび知識の獲得を目指したプログラムであり、2013年度から開講しています。
大学における教育の質向上は常に重要な課題です。具体的には、昨今は学習者が主体的に学ぶような場づくり、アクティブ・ラーニングを促す授業が求められています。こうした授業においては、教員は「知識に関する専門家」としてだけではなく「学びを促進するためのファシリテーター」としての役割が求められ、こうした技術の修得が重要です。東大FFPは、このような知識や技術を体系的・効果的に修得するためのプログラムです。
東大FFPは、半期のプログラムであり、大学院共通授業科目「大学教育開発論」として単位も取得できます。多様な専門領域から集う仲間とともにアクティブ・ラーニングを促す授業そのものの体験を通して、実践的な教育能力の向上を図っています。
東大FFPの特徴は…
これまでの修了生のうち98%が、東大FFPに参加したことについて「大変良かった」または「良かった」と回答しています。受講希望者の3割が「修了生からの紹介」です。
・多様な専門領域の受講者との交流
本プログラムには多様な研究分野から受講者が集います。なかなか接する機会のない異分野の大学院生・教職員と交流し、新しい刺激を得ることで、自らの教育・研究を見つめ直すことができます。
・履修証の交付
シラバス所定の修了条件を満たした者には、大学総合教育研究センター長名の履修証が授与されます。本プログラムの履修は大学教員応募の際、履歴書の教育業績欄などに記載できます。
・「大学教育開発論」2単位を取得可能
東大FFPは大学院共通授業科目「大学教育開発論」として開講しています。
従って単位修得を希望する場合は、各研究科等の規定の範囲内で修了単位(2単位)を得ることができます。
・修了後のネットワーク
修了後は、修了生がメンバーとなるGoogle グループに加入できます。自主的な勉強会や各種イベントの案内、非常勤講師などの各種募集などの発信および情報を得ることができます。
※東大FFPは、東大OCWで公開されています。
オンラインでの授業のようすを知りたい場合は、ぜひアクセスし、ご覧になってください!
東大FFP 受講のメリット
◯ 教員応募時に使用できる履修証を発行
◯ 大学院生は2単位取得できる
◯ 研究・採用に関する情報ネットワークにアクセスできる
◯ 分野の異なる受講者との繋がりを作れる
<各回の構成>
<受講資格>
・東大FFPを受講できるのは、東京大学に在学する正規の大学院生・ポストドクター・教職員です。履修に際して前提知識は不要ですが、全8回のうち2回を越えての欠席はできません。
・プログラム概要およびシラバスを熟読の上、ご参加ください。また、東京大学以外の方々にはオブザーバーの制度を設けています。オブザーバー希望の場合は、下の説明をご確認ください。
<受講までの流れ>
・次のような流れとなります。
1.東大FFP説明会に参加(必要に応じて)
2.本エントリーフォームへの記入
3.(プログラム側)本エントリーフォームの記入内容をもとに受講者選定
4.(プログラム側)合格した受講希望者に連絡
5.東大FFPスタート
・東大FFP説明会
東大FFPの各期募集時期に説明会を行っています。東大FFPの内容について直接説明を聞きたい方はご参加ください。なお説明会への参加が選考に影響することはありません。
・本エントリーフォーム
毎年3月・9月に各期の募集を行います。東大FFPの受講を希望される方は、本エントリーフォームへ必ず登録してください。このエントリーフォームの登録によって選考が行われ、授業開始までに受講の可否についてご連絡いたします。
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・プレエントリー
今回19期は都合がつかなくて応募ができない場合など、次期の東大FFPの募集が開始されるお知らせを受け取りたい場合には、プレエントリーフォームにご記入ください。本エントリー期間外は、本エントリーフォームは閉じています。このプレエントリーにご登録いただき、本エントリー開始をお待ち下さい。なお、プレエントリーの有無が選考に影響することはありません。
・オブザーバー制度
東大FFPは学内向けプログラムですが、他機関の方もオブザーバーとして若干名をお受け入れしています。単回の参加ではなく、原則プログラムを通しでのご参加と、終了時のアンケートへのご協力をお願いしております。希望される方は、本エントリーフォームにてエントリーしてください。その際、末尾の「連絡事項」にオブザーバー希望と明記をお願いします。
2022年4月14日 スタート
ご応募は こちら(本エントリー) (4月11日・月曜日 朝9:00締め切り)
・他機関からのオブザーバー参加も大歓迎
・東大FFP説明会は4月8日(金)17:00~18:30
・インフォメーション
プログラムやその他関連イベントについてもっと知りたい方は、こちら(お問い合わせフォーム) へご記入ください。