2025年07月12日
【東大FFP第25期】シン・ナベタン日記_DAY7
今回DAY7は、DAY6で実施した「模擬授業」をブラッシュアップしての2回目です(2025年7月3日・4日実施)。
〈はじめに〉
・【定番の】DAY6の「ふりかえり」から考えます
・【定番ですが】「模擬授業2回目」の「目的と到達目標」「コースの中での位置付け」を確認します
<模擬授業>
・模擬授業の実施に向けて~前回も同様のお伝えをしています
(1) 失敗からも学べる場です。チャレンジしてください。
(2)3K(敬意をもって 忌憚なく 建設的に)
(3)「ここをこうすればもっとよくなる!」という観点で、自分の学びにもつなげることを意識しましょう(メタな視点ですね♪)
・授業タイトルのご紹介
1回目から2回目に向けて、内容を工夫される授業改善が基本ですが、それとともに、授業タイトルの変更にも、それぞれの方の改善の方向性が感じられました。
・模擬授業の実施
DAY7は、6~7人の模擬実施者のグループに2〜3名の修了生協力者(サポーター)が入り、模擬授業の進行・ファシリテーションを行っていただき、次の(1)~(3)を繰り返します。
(1)模擬授業を行います(6分間)
(2)受講生はフィードバックフォームへ記入します(5分間)
【別室】授業実施者はサポーターからフィードバックを得ます
(3)模擬授業について、グループでディスカッションを行います(8分間)
・グループは、前回一緒だった方が受講生/サポーターで1名は居るように構成していますので、その方に“前回からの改善のようす”を伺い、その他に初めて授業を受けた方1名から“新鮮なコメント“をいただくようにしています。
修了生協力者の方々には、前回同様にDAY7実施前に打ち合わせ等を行い、特に以下のことを大切にしていただいております。
<まとめ>
・【定番】DAY7の授業デザインの紹介
・修了生協力者の方からひとことをいただきました。
という13時00分~16時40分でした。
【毎度のスタッフ目線の感想】
提出していただいた模擬授業動画を拝見すると、1回目と2回目で大きな、かなり劇的な変化がみられます。やはり、1回だけのやりっぱなしでは、その時に受けたフィードバックが流れていってしまいますが、2回目という、それを体現する場があることで、大きな変化と成長が得られるのだと思います。まさにADDIEモデルの「CLOSE THE LOOP! Evaluation評価は終わりではなくスタートである」を実感できる場になっています。全員が、フィードバックの得られる模擬授業を2回実施することの意義を改めて実感しています。
プログラム全体の流れとしては、ここまでの東大FFPで学んだ理論やモデルを、実際の「授業」として体現(アウトプット)する機会になっていますが、同時に「授業とは何か」「教育とはどのような営みか」という根本的な理念について、改めて考える機会にもなっているのではないかと思いました。次回、DAY8・最終回は、SAPチャートの作成を通して、そのような自分自身の「(教育・研究の)理念」と向き合う時間になります。改めて、全ての内容が綿密につながっていると思う東大FFPです。
ではまた。
大学総合教育研究センター
学術専門職員・鍋田修身(なべたおさみ)