2024年09月18日
【開催報告】Coursera「インタラクティブ・ティーチング」第3回リアル・セッション~DAY3~
今回は、2024年8月20日(火)に行われたリアル・セッション3日目(DAY3)の内容について、簡略ながらまとめさせていただきます。
- ■DAY3の到達目標
- ●学んだ知識を模擬授業として活用し実施できる
- ●キャリアパスについて考え、日頃の活動や今後の展望について整理できる
■DAY3のスケジュール
- 【模擬授業 FINAL】(9:15~12:00)
- 初日からブラッシュアップした模擬授業を実施しました。DAY1の模擬授業初回と同様の流れで以下の通り一人ずつ模擬授業を行いましたが、今回はグループに分かれず全体で実施しました。
- ステップ1:模擬授業実施(6分)
- ステップ2:模擬授業実施者は講師からフィードバック&その他の人はフィードバックシートの記入
- ステップ3:全体でフィードバック
- 【TP/SAPチャート作成】(13:00~16:35)
- 参加者の希望別にTPチャート(講師:栗田)とSAPチャート(講師:朴)のグループに分かれて、それぞれのチャートを作成しました。ご自身の教育・研究活動などについて自己省察し、今後の授業改善やキャリアパスの明確化に繋げていただくことを目標としていました。
- 【全体ふりかえり】(16:35~16:45)
- 本セッション全体を振り返り、学んだことと感想を各人でまとめました。
- 【修了証授与】(16:45~17:00)
- 最後に講師より修了者の方々へ修了証授与を執り行いました。
- ■参加者の反応
- 本セッション終了後にアンケートを配布し、計7名の方々にご回答いただきました。イベント全体に関する満足度(5=大変満足、1=大変不満とした5段階評価)について、7名全員(100%)が最高評価の5と回答されました。さらに、本イベントへの参加が将来にとって役立つと思うか(5=大変そう思う、1=全くそう思わないとした5段階評価)を尋ねたところ、こちらも回答者7名全員(100%)が最高評価の5と回答されました。
また、最後の自由記述欄では以下のようなコメントを頂きました。(個人が特定されないよう、一部抜粋しています。)
●このイベントにおける良かった点について
「模擬授業が、長い授業の一部切り取り6分間ではなく、6分で成り立つ授業という設定の制限と、模擬授業を2回実施するところ。また、2回の間に知識を学ぶことができ、模擬授業改善にすぐ生かされる配置になっていたこと。 加えて、先生方が親しみやすく、細やかな配慮をしてくださっていることが伝わってきましたし、参加のみなさんもとてもいい雰囲気で楽しめました。 大変お世話になりありがとうございました。」
「オンラインの受講後で、リアル授業の価値としてのインタラクティブを実感できたこと。 同じ志を持つ仲間と一緒に学べたこと。 3Kの下に自分を見つめ直すことができたこと。」
「クラスデザイン、シラバス、ルーブリックなどについて、栗田先生から直接お話を聴き、仲間の皆さんと対話しながら理解を深めることができたという点です。」
●その他感想・コメント
「インタラクティブティーチングに出会えたことを感謝します!栗田先生、みなさま、どうぞお元気でご活躍ください。そしてその成果を私たちにまたお恵みください。私も「失敗からも学べる」(この言葉、救われました!)を胸にがんばります。」
「栗田先生、スタッフの皆様、仲間、学習環境、そしてお弁当との出会いに超絶感謝。」
「3日間という時間に価値があると思います。是非、続けていただきたい。そしてここでの学びを通して教育を良くする一助となることを期待します。 本当にありがとうございました。」
「この度は大変お世話になりました!授業設計、カリキュラム設計について実践しながら学ぶという貴重な機会をいただき、ものすごくいろいろなことを考えた濃密な3日間でした。栗田先生から授かったたくさんの学びをこれからの授業に活かしていきたいと思います。 6分間授業には学ぶところが大きかったです。スタッフの皆様、ありがとうございました!」
全ての回答者の方々から様々な面で高評価を頂き、スタッフ一同大変嬉しく思っております。また、今回のイベントの改善点や、今後扱ってほしいトピックなどについても多数コメントをいただきました。皆様からのご意見をもとに、今後のイベント開発に取り組んでまいります。ご意見・ご感想をお寄せいただきました皆様に感謝申し上げます。
- ■今後の予定について
- 今回はCoursera「インタラクティブ・ティーチング」としては3回目のリアル・セッションでした。アンケートでは、多くの方から今回のリアル・セッションで沢山学びがあった旨をご報告いただきました。運営側の不手際もありましたが、ご参加された皆様のご理解とご協力のおかげで無事終了することができました。皆様からのご意見をもとに、今後もイベント開発・運営に鋭意取り組んでまいります。今後も様々な教育・FD関連のイベントを開催していきますので、是非今後とも多くの方にご参加いただけますと幸いです。詳細が決まり次第、お知らせいたします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
- ■参考情報
- Coursera「インタラクティブ・ティーチング」https://www.coursera.org/learn/interactive-teaching
- 東大OCW「大学教育開発論」(東京大学フューチャーファカルティプログラム)https://ocw.u-tokyo.ac.jp/course_11441/
河上愛梨(「インタラクティブ・ティーチング」担当・学術専門職員)