2025年06月13日
【東大FFP第25期】シン・ナベタン日記_DAY5
東大FFPも半分を終了し、DAY5からは受講生の方々のoutputが中心になります。今回のテーマは「先行模擬授業とポスターツアー」です(2025年6月5日・6日実施)。
〈はじめに〉
・【定番の】DAY4の「ふりかえり」から紹介
「授業の後、自分の専門領域のアメリカの研究者のシラバスをいくつか確認したが、どの研究者もかなり似ていた」:授業での学びをご自身でさらに深めていますね❤️
その他、「到達目標」の設定に関して、改めて確認した記述が多かったです。DAY2・クラスデザインで「目的と目標」を丁寧に確認し、さらにDAY4・コースデザインでも繰り返し確認しました。大切なことは何度でも扱います。6月下旬、課題提出される「シラバス」に、その学びが反映されていることを楽しみにしています。
・【定番ですが】「先行模擬授業」と「ポスター作成とツアー実施」の「目的と到達目標」「コースの中での位置付け」を確認します。
<模擬授業>
・意義
これまでの知識やスキルを実践に活かす。他者からの多角的な評価を受ける。
・模擬授業検討における留意点(コツ)
3K(敬意をもって忌憚なく、建設的に)
「ここをこうしたらもっとよくなる」という助言
今後の授業づくりにおいて気をつけるべきこと、という「メタな視点」を獲得
→他者の模擬授業を”じぶんごと”として捉える
・受講生による「メタな視点」
<ポスターツアー>
・作成するポスター(次の5種類)
4~5名で作成し、各ポスターの作成者1名ずつでツアーグループを編成し、自分の作成したポスターについて説明します →全員が説明できることが必要(Free Riderの抑止)
また、オンラインで実施すると、ツアーグループごとにブレイクアウトルームに入るので、全体が同じ順にポスターをまわっても混雑せず、かつ、他のグループの声は聞こえないので、グループごとに集中できます。
<まとめ>
・【定番】DAY5の授業デザインと ふりかえり
という13時00分~16時40分。最後は、次回・模擬授業(全員実施)に向けての諸連絡でした。
【毎度のスタッフ目線の感想】
学習者は、ここまでの授業でinputした情報を、自分の知識や経験に紐づけてワークや課題としてooutputしてきました。DAY5からはそれらを統合してoutputするように課題が設定されています。このプログラムのデザイン自体が、学習者が自ら経験し、実感をもって学ぶ対象にもなっています。また、今回の「先行模擬授業」はDAY6・7「模擬授業」を検討する練習の場にもなっていますが、それと同時に「他者の活動をメタにとらえて”じぶんごと”にする」という経験を培う機会でもあります。「模擬授業」がいろいろな意味で楽しみですね。
ではまた。
大学総合教育研究センター
学術専門職員・鍋田修身(なべたおさみ)