2025年09月01日
【開催報告】Coursera「インタラクティブ・ティーチング」第4回リアル・セッション~DAY3~
今回は、2025年7月30日(水)に行われたリアル・セッション3日目(DAY3)の内容について、簡略ながらまとめさせていただきます。
- ■DAY3の到達目標
- ●学んだ知識を模擬授業として活用し実施できる
- ●キャリアパスについて考え、日頃の活動や今後の展望について整理できる
■DAY3のスケジュール
- 【模擬授業 FINAL】(9:30~12:40)
- 初日からブラッシュアップした模擬授業を実施しました。DAY1の模擬授業初回と同様の流れで以下の通り一人ずつ模擬授業を行いましたが、今回はグループに分かれず全体で実施しました。
- ステップ1:模擬授業実施(6分)
- ステップ2:模擬授業実施者は講師からフィードバック&その他の人はフィードバックシートの記入
- ステップ3:全体でフィードバック

- 【AP/TPチャート作成】(13:30~17:00)
- 参加者の希望別にAPチャート(講師:栗田)とTPチャート(講師:鍋田)のグループに分かれて、それぞれのチャートを作成しました。ご自身の教育・研究活動などについて自己省察し、今後の授業改善やキャリアパスの明確化に繋げていただくことを目標としていました。


- 【全体ふりかえり】(17:00~17:10)
- 本セッション全体を振り返り、学んだことと感想を各人でまとめました。
- 【修了証授与】(17:10~17:30)
- 最後に講師より修了者の方々へ修了証授与を執り行いました。

- ■参加者の反応
- 本セッション終了後にアンケートを配布し、計8名の方々にご回答いただきました。イベント全体に関する満足度(5=大変満足、1=大変不満とした5段階評価)について、7名(87.5%)が最高評価の5と回答されました。さらに、本イベントへの参加が将来にとって役立つと思うか(5=大変そう思う、1=全くそう思わないとした5段階評価)を尋ねたところ、こちらは回答者8名全員(100%)が最高評価の5と回答されました。
また、最後の自由記述欄では以下のようなコメントを頂きました。(個人が特定されないよう、一部抜粋しています。)
●このイベントにおける良かった点について
「知識を体系的に理解できるようにデザインされていたこと。 模擬授業を最初と最後に行い、学んだことを取り入れ改善を行えたこと。また、他の受講者の授業の変化を見ることができ刺激になった。 アクティブラーニングを取り入れながら学ぶことができ、受ける立場でどう感じるのかを知れた。 シラバスの改善やTPチャートの作成により自分の理念や目的目標を考えることになり、教師としての基盤についても考えることができた。完成しきらなかったがまだまだ学びたいと思えたし、自分でもやっていこうと思えた。 お弁当がおいしかった。 講師の先生方の仲が良くて、授業全体の雰囲気も上手く作ってくれ、本気で学びたい人が集まっていた。」
「対面での学びは、自分のCourseraでの取組み、学びの不確かさや、不十分さを実感するものでした。先生方と対面で学び直すことで、より深く、実践的に考えることができました。 また、多くの先生方からも多くの視点や気づきを頂いたこともとても良かったです。」
「参加者が皆教えることにとても熱心で、分野は違えど建設的なフィードバックをもらえ、有意義な議論ができたこと。TP作成では自分の内面的なティーチングの関する思いが可視化できたこと。」
●その他感想・コメント
「仲間との交流を含め非常に学びの多い3日間でした。ここで得たものを大学講義の中で実践するとともに、同僚にも展開していきたいと思います。また、栗田先生、鍋田先生、朴先生、河上先生にはこの3日間で多くのことを学ばさせていただき改めて感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。」
「3日間あっという間に終わってしまったという感想です。本当に充実した夏の学びになりました。関わってくださった皆様に心より感謝申し上げます。8月中に今回のセッションで学んだことを活かして、見直しをしてみようと思います。」
「初めは3日間と聞いて、長ーいと思いました。いざ始まってみると、あっという間の濃い時間でした。普段いかに考えて講義をしていないのかが良く分かり、反省しながらも前向きに過ごした3日間でした。準備から当日の講義、お弁当、素敵なキーホルダーまでありがとうございました。もう一つ深く考えて、講義のレベルを上げたいと思います。」
「めちゃくちゃ楽しかったです。本当に貴重な時間を過ごせました。自分の人生にとってとても大きな経験になると思います。これを機にもっと勉強しようと思いました。ありがとうございました。」
全ての回答者の方々から様々な面で高評価を頂き、スタッフ一同大変嬉しく思っております。また、今回のイベントの改善点や、今後扱ってほしいトピックなどについても多数コメントをいただきました。皆様からのご意見をもとに、今後のイベント開発に取り組んでまいります。ご意見・ご感想をお寄せいただきました皆様に感謝申し上げます。
- ■今後の予定について
- 今回はCoursera「インタラクティブ・ティーチング」としては4回目のリアル・セッションでした。アンケートでは、多くの方から今回のリアル・セッションで沢山学びがあった旨をご報告いただきました。運営側の不手際もありましたが、ご参加された皆様のご理解とご協力のおかげで無事終了することができました。皆様からのご意見をもとに、今後もイベント開発・運営に鋭意取り組んでまいります。今後も様々な教育・FD関連のイベントを開催していきますので、是非今後とも多くの方にご参加いただけますと幸いです。詳細が決まり次第、お知らせいたします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
- ■参考情報
- Coursera「インタラクティブ・ティーチング」https://www.coursera.org/learn/interactive-teaching
- 東大OCW「大学教育開発論」(東京大学フューチャーファカルティプログラム)https://ocw.u-tokyo.ac.jp/course_11441/
- Coursera「6分間模擬授業で学ぶ授業づくり」https://www.coursera.org/learn/6min-micro-teaching
河上愛梨(「インタラクティブ・ティーチング」担当・学術専門職員)