} 「第2回ファカルティ・ランチョン」開催報告 - 東京大学ファカルティ・ディベロップメント | 東大FD | TODAI FD.COM | 東京大学

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お知らせ

2017年06月21日

「第2回ファカルティ・ランチョン」開催報告

本日、第2回ファカルティ・ランチョンを開催いたしました。下部に配布資料があります。
簡単に開催概要と、次回の予告についてご報告します。

様々な研究科・部局などから、合計で約10名の方々にご参加いただきました。

1) 本日のテーマ
本日のテーマは、前回に引き続き「モチベーション」でした。
モチベーションの引き出し方に関するARCSモデルをご紹介し、議論の導入にしました。

 

2) 参加者の「悩み」の共有とディスカッション

まず、一人で自分の授業についてのARCSモデルの観点からの学生のモチベーションをあげる工夫について考え、続いて3人グループでそれを共有しました。続いて全体で、良い取り組みや「悩み」の解決法を議論しました。
議論された「悩み」の例およびその解決案は次のようなものです。

「90分間の授業で学生にどうやって成功体験をさせるか?」

→・冒頭に到達目標を示し、最後にあらためて示してそれを確認する

・グループワークなどで、ふりかえりの時間を設けることで、行ったことをふりかえり達成感をもたせる

・タスクを小さくし、スモールステップを設けて、達成感を多く持たす機会を作る

 

「オムニバスの講義での途中からの担当時や大教室での講義において、モチベーションがあがっていない中、ワーク参加のモチベーションを高めるにはどうするか?」

→・グループワークなどを導入する際には、必ずその意図や効果も説明する

・学生のニーズにうまく合わせた授業設計や、人数設計を試みる
3)参考文献
特に今回の話題提供に関連する参考図書です。

ケラー J.M.著、鈴木克明訳 (2010)『学習意欲をデザインする –ARCSモデルによるインスト落書なるデザイン-』北大路書房 (Keller, J. M. (2009). Motivational design for learning and performance: The ARCS model approach. Springer Science & Business Media.)

次回ファカルティ・ランチョンは7月に開催を予定しています。
詳細は近日中に告知をいたしますが、現在のところ7月中旬~下旬を予定しています。
テーマは「授業の効率化やその工夫」の予定です。
ぜひ参加をご検討ください。

 

配付資料

2017.06.21_第2回 ファカルティ・ランチョン4up

 

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