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2017年11月10日

開催報告「英語プレゼン徹底改善」ワークショップ

実施日:2017年9月30日(土)・10月1日(日)

東京大学大学総合教育研究センターのプロジェクト「Professional and Global Educators’ Community(PAGE)」では、「英語プレゼン徹底改善!あなたの悩みを解決!」と題したワークショップを開催しました。研究環境の国際化にともなって英語での研究発信の必要性が急速に高まっている現状を受け、本プロジェクトは英語での学術プレゼンテーションのスキルアップを狙いとしたワークショップを企画・実施しました。

ワークショップは東京大学本郷キャンパス工学部2号館で行われ、東京大学の大学院生・ポスドクを合わせた25名の方々にご来場頂きました。参加者の所属は、人文社会系研究科、経済学研究科、理学系研究科、医学系研究科、工学系研究科など、文系・理系を問わず、あらゆる分野にわたりました。講師には英語のネイティブスピーカーに加え、プロフェッショナルの英語通訳者、留学経験の長いバイリンガル話者などを揃え、少人数のグループ形式でのワークショップを実現しました。

参加者は2−5名のグループに分かれて自分の研究概要のプレゼンテーションを行い、講師と参加者からフィードバックを受けました。発表テーマは「炭水化物代謝(carbohydrate metabolism)」「嗅覚地図(olfactory map)」といった自然科学系の内容から、「性別役割分業(gender division)」「地方開発(rural development)」などの人文社会科学系の内容まで多岐にわたりました。プレゼンの様子はiPadとICレコーダーで記録し、希望者にはデータを提供しました。

その後、英語講師がプレゼンテーションの模範を実演しました。「百聞は一見にしかず」という言葉があるように、視覚的に整理されたスライド、オーディエンスの視線を集める効果的なジェスチャー、論理的に構成された無駄のない内容など、講師のパフォーマンスから多くの参加者が示唆を得ている様子でした。

続いて、参加者が自分のプレゼン資料や発表方法を改善する個人ワークの時間を設けました。個人ワークの時間には、講師が随時相談にのり、参加者同士の意見交換も活発に行われました。

 

それが終わると再びグループに分かれ、プレゼン発表とフィードバックを行いました。なかには、プロジェクターと大型スクリーンを使って、学会発表さながらのシチュエーションでプレゼン練習にはげむグループの姿もありました。いずれのグループのプレゼンにも目に見える変化があり、半日のワークショップの効果が表れていました。最後に、各グループの講師が全体に向けて講評を行ない、今後の学びに繋がる改善点などを参加者全員で共有しました。

ワークショップ終了後のアンケートでは、参加者から、「超少人数の恵まれた環境で、プレゼン発表、フィードバックの機会が持て、たったの半日で目に見える成果が感じられて良かったです」、「先生からの詳しいコメントをいただくことができて良かった。先生のおかげで少し自信もでき、良い時間だった」、「スクリプトなしでのプレゼンという環境に強制的におかれたことによって、意外とやればできるということがわかり、自信がついた」といった好意的な感想が多く寄せられました。

今後もPAGEでは、英語でのアカデミックコミュニケーション能力の向上を目指して、継続的にワークショップを行っていく予定です。みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

集合写真

※PAGEプロジェクトの提供する無料英語オンライン講座English Academiaについて、詳しくはこちら
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https://www.he.u-tokyo.ac.jp/activities/page/

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