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2020年05月21日

【東大FFP第15期】オンライン授業実況中継(DAY1~3)

 

東大FFP第15期は、新型コロナウィルス感染症拡大を受け、インターネットを活用したリアルタイムの授業(Zoomによるオンライン授業)で開講いたしました。

DAY1(第1回)「イントロダクション」として4月16日にスタート、アイスブレイク(他己紹介)や1分間研究紹介、そして、課題として研究紹介を各自で録画・アップし、相互評価を行いました。

DAY2(第2回)「クラスデザイン」(モチベーション、クラスデザイン、アクティブ・ラーニング)では、モチベーションを高める工夫やクラスデザインの意義、ADDIEモデル、アクティブラーニング(AL)の方法など、限られた時間内ではありますが、充実した、贅沢な内容を効果的に学びました。特に、モチベーションでは、Zoomのブレークアウトセッション機能を使ったグループワークで、Googleスライドを画面共有し、皆で意見を出し合いながら付箋に書き込みを行うなど、オンライン授業の持ち味を十分発揮したものでした。

DAY3(第3回)「評価」では、Googleフォームを随所に使いながら、皆でその内容を共有し(その場で受講者全員に回答をしてもらい、それを即座に共有できるところはオンライン授業の良いところ)、また、ルーブリックの作成演習ではギャラリーウォークをオンライン授業で試みるなど、新しいツールを積極的にクラスデザインに組み込み、オンライン授業の限界に挑戦したとも思える内容でした。

このように、東大FFP第15期では、これまで行ってきたリアルタイムの対面式授業に、オンライン授業でどこまで迫れるのか、期待と不安が入り混じるかたちでスタートしましたが、受講者からは、「オンライン授業を受けるのは初めてでしたが、対面と変わらないくらいスムーズな進行で感心した」、「オンラインも双方向や参加者同士と関わりながら、ブレークアウトルームで学ぶことができてとても楽しく参加しています」、「Zoom、Sli.do、Google Classroomなど、アプリの特性をうまく使い分け、オフラインとほぼ変わりない授業を展開していた」など、オンライン授業を前向きにとらえる感想が多く寄せられています。

また、今後、講義のオンライン化がより一般化していく可能性がある中で、「思いがけずオンライン授業になり残念だなと思っていましたが、逆にこれから重要なオンライン授業を、インタラクティブティーチングの最先端を研究されているプロフェッショナルの先生に習えることはとてもありがたいと思った」と本授業に対する大変高い期待も寄せられました。

東大FFP第15期はDAY3(第3回)を終え、まだ折り返し地点にも達していませんが、さらなる挑戦と進化を遂げながら、FFPらしいオンライン授業をゴールのDAY8(第8回)を目指して走り続けます。

大学総合教育研究センター
高等教育推進部門
川崎成一

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