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【開催報告】教室の中の多様性―事例とワークを通じて考えるワークショップ―

【ワークショップ概要】
日時:2024年3月15日(金)14:00~16:00
形式:対面(東京大学 本郷キャンパス ダイワユビキタス学術研究館 2階教室)
講師:朴源花(東京大学 大学総合教育研究センター 助教)
副進行役:河上愛梨(東京大学 大学総合教育研究センター 学術専門職員)
対象:教員、大学院生
言語:日本語
費用:無料
2024年3月15日に、「教室の中の多様性―事例とワークを通じて考えるワークショップ―」が対面で開催されました。

本ワークショップは、ダイバーシティ・多文化関連の授業・研修を実施されている方(実施される予定の方)、多様性に配慮した授業づくりを目指される方アクティブラーニングを活用した授業づくりにご関心がある方などを、主な対象としていました。

ご所属やご専門も多様な16名にご参加いただきました。
 

開催後には事後アンケートを行い、17の回答(※1名重複回答あり)がありました。

「イベントには全体を通してどのくらい満足されましたか。」という質問には、参加者の88%が「満足」(最高評価の「5」または次点の「4」を選択)と回答しました。

「総じて、本イベントに参加したことが、将来の自分にとって役に立つと思いますか。」という項目では、参加者の70%が最高評価の「5」と回答しました(「5」「4」を合わせると全体の88%)。

また、最後の自由記述欄では以下のようなコメントを頂きました。

「・受講者の質問を全体で共有し、議論したりアイデアを出し合ったりした時間が有意義だった。
・各人には無意識的な偏見が存在していること、多様性を強調することで逆にマイノリティを傷つける場合があること等、個人的に盲点だった視点を得られた。
・講座の最初に、「受講生が期待すること」や「現状の考え・意見」などを、他者の意見を聞かせない状態で、個人個人に書かせる活動の有効性を知ることができた。
・「個人で考える→ペアで話し合う→全体で共有する」のように、段階を踏んだり、工程を細分化することで、学生のストレス (学習活動への参加のハードル) を軽減できることを学べた。
・「3K (特に “敬意をもって”)」を意識した環境づくりの重要性を再認識することができた。」

「「教室での多様性」について、理論と実践の双方から非常に濃い内容で学ぶことができた点がよかったです。名前についての配慮やワークの取り入れ方など、すぐにでも教室で実践できる知識・スキルを短時間で多く得ることができた点が、今まさに知りたいことを得ることができ、本当に受講できてよかったと感じました。ワークショップ全体の雰囲気も、アットホームで悩みや意見を共有しやすくよかったです。」

「自分や他の方々の悩みをシェアして話しあうことができた。授業のやり方のパターンを学ぶことができた。他の分野の授業に関する知識を得た。方向性さえきちんとしていればよいという言葉に背中を押してもらえた。参考文献でより深く学ぶきっかけをいただいた。」

「多様性に伴う様々な論点をめぐって、講師の朴先生の経験から学ぶとともに、参加者同士にお互いに意見を交換したことが良かったと思います。貴重な学びを得ることができて満足しています。」

アンケートでは、今回のイベントの改善点や、今後扱ってほしいトピックなどについても多数の貴重なご意見をいただきました。今後のワークショップ運営に活かしてまいります。

今回想定以上に多くのご応募を頂き、急遽締切を早めて受け入れ人数を拡充しましたが、それでもなお受け入れに限りがあり参加者を選定することとなりました。より多くの方々にご参加いただけるよう、今後もワークショップを鋭意開催してまいりたいと思います。
今回残念ながらご参加が叶わなかった方につきましては、次回以降のワークショップにて優先的にご案内いたします。
もし今後同様のテーマ(多様性関連)のワークショップにご参加されたい方は、下記リンクからインフォメーションフォームにご登録ください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
https://forms.gle/nyQHUFYToKK6w7Gg7
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書籍発刊『インタラクティブ・ティーチング 実践編3 学びを促す評価』

この度、『インタラクティブ・ティーチング 実践編3 学びを促す評価 -ルーブリックの作法と事例-』(栗田佳代子・中村長史(編)・日本教育研究イノベーションセンター(協力)、河合出版)を刊行しました。

インタラクティブ・ティーチング 「学びの場」を変えたいすべての人へ 実践編3 学びを促す評価

本書では、レポートやプレゼンテーションなどに適した評価手法「ルーブリック」について、その基礎知識や特徴、作成の手順、学生の学びをより効果的に促す活用方法を解説し、多様な実例を紹介しています。

Amazonでのご購入はこちらから。

 

本書はオンライン講座と同様に、大学院生や大学教員だけでなく、初等中等教育の先生方にも役立つ内容となっています。

是非多くの方々にお手にとって頂けると幸いです。

 

■ 関連リンク

インタラクティブ・ティーチングとは | 東大FD

Interactive Teaching(インタラクティブ・ティーチング) | Coursera

 

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イベント

【3月15日開催】教室の中の多様性―事例とワークを通じて考えるワークショップ―

※募集締切のお知らせ※

「教室の中の多様性―事例とワークを通じて考えるワークショップー」に多くのお申込みいただき、誠にありがとうございます。
応募者多数につき、2/28(水)15:00をもちまして、申し訳ございませんが募集を締め切らせていただきました。
ご応募いただいた方々につきましては、現在参加者の選定を行っておりますので、後日担当からご連絡を差し上げます。
ご検討中の方々につきましては、ご期待に添えず大変申し訳ございません。
急遽定員の拡充を行いましたが、それでもなお受け入れ可能な人数に限りがございましたため、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

ひとりでも多くの方にお届けできるよう、今後も引き続き開催をしてまいりますので、お手すきの際にぜひまたご参加をご検討いただけますと幸いです。
今回残念ながらご参加が叶わなかった方につきましては、次回以降のワークショップにて優先的にご案内いたします。
もし今後同様のワークショップにご参加されたい方は、下記リンクからインフォメーションフォームにご登録いただけます。
https://forms.gle/nyQHUFYToKK6w7Gg7

何かご質問やご不明な点などございましたら、utokyo_fd[at]he.u-tokyo.ac.jp([at]を@に変えてください)までご連絡ください。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

本ワークショップでは、多文化社会における教員の授業づくりをサポートします。

社会の多様化が進む中、多様性への理解は、必ずしも多民族、多国籍な環境におかれた人々に限定されるものではなく、どの教員、学生でも身につけるべき教養・知識であると考えられます。

本ワークショップでは、多様な価値観をもつ学生たちの学びをガイドし、ダイバーシティに対する理解を深めていくためにはどのような手法や実践例があるのか、いくつかの事例をとおして学んでいきます

本ワークショップは、以下のような方を主な対象として設計されています:

  • ダイバーシティ・多文化関連の授業・研修を実施されている方(実施される予定の方)
  • 多様性に配慮した授業づくりを目指される方

グループワークの進行やクラスデザインの基礎についても扱いますので、アクティブラーニングを活用した授業づくりにご関心がある方のご参加も歓迎いたします。

【ワークショップ概要】
日時:2024年3月15日(金)14:00~16:00
形式:対面(東京大学 本郷キャンパス ダイワユビキタス学術研究館 2階教室)
講師:朴源花(東京大学 大学総合教育研究センター 助教)
対象:教員、大学院生
言語:日本語
費用:無料
定員:10名(※応募者多数の場合、お申込み動機の内容によりご参加の可否を判断させていただく場合があります。予めご了承ください)
お申込みこちらをクリック、またはポスターのQRコードからお申込みください。
申込〆切:2024年3月12日(火)23:59
お問い合わせ先:utokyo_fd[at]he.u-tokyo.ac.jp([at]を@に変えてください)
*当日、ワークショップの様子を写真撮影させていただき、開催報告および広報に使用させていただく場合があります。個人が特定されないよう配慮して撮影いたしますので、ご理解いただけますと幸いです。
*本イベントでは、受講者の声を把握し今後のプログラムの改善および効果を学術的に分析するため、「事後アンケート」を実施しております。研究として公表する場合には統計的に処理を行うなど匿名性に配慮した形での公表となります。ご協力のほどよろしくお願いいたします。
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【開催報告】東京大学フューチャーファカルティプログラム 10周年記念シンポジウム

2023年2月27日(月)に、「東京大学フューチャーファカルティプログラム (東大FFP)10周年記念シンポジウム」がオンライン形式で開催されました。

東大FFPは、大学院生・ポストドクター・教職員を対象として、シラバスの作成や模擬授業の実施等を通した教育力の向上を目的とするプログラムです。今回のシンポジウムでは、2013年に始動した東大FFPが10年目を迎えた節目として、修了生や他大学からの多様な視点を交えつつ、これまでの取り組みを振り返り、今後のプレFD/FDのあり方について展望しました。

国内外の様々な機関から多くの方々にご参加いただきました。改めて、ご参加いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。

また、この度のシンポジウムにおける講演及び議論によって得られた知見の共有が、諸機関におけるプレFD活動に貢献することを祈念して、この度実施報告書を刊行いたしました。

実施報告書(PDF)はこちらからご覧いただけます。

【東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)について】

プログラムの概要や受講方法、最新情報についてはこちらからご確認ください。

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イベント

【10月28日開催】革新的学びの創造学寄付講座 シンポジウム 第6回「生成系AIと学び」

革新的学びの創造学寄付講座(東京大学大学院新領域創成科学研究科・人間環境学専攻)では、第6回シンポジウム「生成系AIと学び」が開催されます。

当FDユニットから芳賀瑛 特任助教が登壇します。学ぶ立場の方、教える立場の方、学びを支える方など、幅広くご参加いただけますので、ご関心のある方は下記詳細をご確認の上、ご参加ください。

開催日時:2023年10月28日(土)13:30~15:30

会場:Zoomウェビナーにてオンライン開催

参加費:無料

趣旨:東京大学と㈱ナガセは、教育を通じたインクルーシブ社会の構築に資するために「ナガセ東京大学『革新的学びの創造学』未来社会協創基金」を創設しました。第6回シンポジウムでは生成系AIの活用可能性に焦点を当て、主に学びの現場や学びを支える技術としての事例および研究をご紹介します。

登録はこちらから。

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【開催報告】Coursera「インタラクティブ・ティーチング」第2回リアル・セッション~DAY3~

今回は、2023年9月15日(金)に行われたリアル・セッション3日目(DAY3)の内容について、簡略ながらまとめさせていただきます。

  • ■DAY3の到達目標
  • ●キャリアパスについて考え、日頃の活動や今後の展望について整理できる

 

■DAY3のスケジュール

 

  • 【TP/SAPチャート作成】(9:00~12:35)
  • 参加者の希望別にTPチャート(講師:栗田)とSAPチャート(講師:朴)のグループに分かれて、それぞれのチャートを作成しました。ご自身の教育・研究活動などについて自己省察し、今後の授業改善やキャリアパスの明確化に繋げていただくことを目標としていました。
SAPチャート作成の様子

 

  • 【全体ふりかえり】(12:35~12:45)
  • 本セッション全体を振り返り、学んだことと感想を各人でまとめました。

 

  • 【修了証授与】(12:45~13:00)
  • 最後に、参加者全員に修了証が授与されました。
修了証授与の様子

 

  • ■参加者の反応
  • 本セッション終了後にアンケートを配布し、計8名の方々にご回答いただきました。イベント全体に関する満足度(5=大変満足、1=大変不満とした5段階評価)について、4名(50%)の方が最高評価の5、5名(50%)の方が次点の4と回答されました。さらに、本イベントへの参加が将来にとって役立つと思うか(5=大変そう思う、1=全くそう思わないとした5段階評価)を尋ねたところ、7名(87.5%)が最高評価の5、1名(12.5%)が4と回答されました。

また、最後の自由記述欄では以下のようなコメントを頂きました。(個人が特定されないよう、一部抜粋しています。)

 

このイベントにおける良かった点について

「オンライン講座の復習になり、かつその知識の定着や指導技術の向上になりうる実践的な学びができたこと。」

「全体を通して参加型の学びが中心であり、active learningを身をもって学ぶことができた点」

「・模擬授業を2度行い、フィードバックを得ることができたこと ・会場が「文化的孤島」であったことで、2泊3日、没入することができたこと ・対面で行うことでインフォーマルな交流が多く起こっていたこと ・スタッフの皆さんの対応のお陰で、3日間充実して過ごすことができたこと」

「SAPチャート作成は、とても良いリフレクションの機会となりました。負荷は低く無いものだと思いますが、ペアで傾聴していただき、コメントをいただく中で、あっという間に時間が過ぎていました。」

「オンラインコースの中で学んだことを、小さな規模でも実際にやってフィードバックをいただけたことがよかったです。自分でやってみて気づくことが多々ありました。」

「学習者が主体となるための知識や技術の習得ができたこと。また多様な職種の方と知り合うことができ,多様な視点での意見を頂いたこと。」

 

その他感想・コメント

「内容自体は大変示唆に富むもので、交流も幅広い分野ですることができました。」

「教員ではないので直前まで参加しても良いものかと迷っていてが、結果、とても良い機会になりました。河上さんの連絡が過不足なく、また的を得ていたことも参加を後押ししてくれました。八王子の山奥も今思えば楽しかったです。ありがとうございました♪」

「研修全体としては、1日目は講座後のブラッシュアップも含めると特にハードなスケジュールにはなっていましたが、その分だけ修了証にも重みがあったようにも思えました。」

「とてもお忙しい中にも関わらず、このような機会をいただけましたこと心から感謝申し上げます。今後、地元や繋がりのある先生方に参加を勧めていきたいと思います。また、自身も機会があれば、6分授業のリベンジも兼ねてぜひ参加したいと思いました。自身のその時その時の立場で、ミッションを確実に進めていきたいと考えております。引き続きどうぞよろしくお願い致します。」

「学びによって自分が何も知らないことに気づき、もっと学びたくなりました。また盲点の窓を知り無知の知を知る対面集中講座は心地良い刺激となりました。今後置かれた場所でこの学びを実践していきます。自らが主体的に学ぶ3日間となったことに感謝するとともに、引き続きよろしくお願い致します。」

「3日間、本当にお世話になりました。また、機会があれば参加したいです。」

「大人の合宿というのも楽しいものですね。そうなるようにご準備いただいたことに感謝します。おかげさまで実り多い夏休みになりました。」

全ての回答者の方々から様々な面で高評価を頂き、スタッフ一同大変嬉しく思っております。また、今回のイベントの改善点や、今後扱ってほしいトピックなどについても多数コメントをいただきました。皆様からのご意見をもとに、今後のイベント開発に取り組んでまいります。ご意見・ご感想をお寄せいただきました皆様に感謝申し上げます。

 

■今後の予定について

  • 今回は「インタラクティブ・ティーチング」初の合宿形式での開催でした。アンケートでは、多くの方から沢山学びがあった旨をご報告いただいた一方で、今回のような開催形式に不慣れな部分もあり、イベントの改善点についても多数コメントをいただきました。皆様からのご意見をもとに、会場や手続き、セッションの構成などを再検討しながら、今後もイベント開発・運営に鋭意取り組んでまいります。是非今後とも多くの方にご参加いただけますと幸いです。詳細が決まり次第、お知らせいたします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

 

 

河上愛梨(「インタラクティブ・ティーチング」担当・学術専門職員)

 

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【開催報告】Coursera「インタラクティブ・ティーチング」第2回リアル・セッション~DAY2~

今回は、2023年9月14日(木)に行われたリアル・セッション2日目(DAY2)の内容について、簡略ながらまとめさせていただきます。

■DAY2の到達目標

  • ●アクティブラーニングの手法を体験し、実際に使えるようになる
  • ●学生が主体的に学べるコースをシラバスとして表せる
  • ●基礎知識をふまえた評価をデザインできる
  • ●学んだ知識を模擬授業として活用し実施できる

 

■DAY2のスケジュール

 

■概要

  • 【シラバス】(8:50~10:25)
  • シラバスに関する講義とワークを行いました。テキストシラバス作成時の留意事項を学び、自身のテキストシラバスの改善に繋げていただくことを目的としました。また、グラフィックシラバスを作成し、グループで共有しました。
グラフィックシラバスをグループで共有する様子

 

  • 【評価】(10:50~12:40)
  • 評価の様々な観点についてワークシートを使用しながら議論しました。また、グループでルーブリックを作成し、ポスターツアーの形式でそれぞれのグループのルーブリックについて発表し合いました。
ルーブリックを作成する様子

 

  • 【アクティブラーニング】(13:30~14:50)
  • アクティブラーニングについて講師が講義を行いました。ワークでは、アクティブラーニング技法の1つ「ピア・インストラクション」を実際に体験しました。
ピア・インストラクションの様子

 

  • 【模擬授業修正】(15:00~15:30)
  • これまでの内容をふまえて、ご自身の模擬授業を修正する時間を設けました。

 

  • 【模擬授業】(15:30~18:00)
  • 初日からブラッシュアップした模擬授業を実施しました。今回はグループに分かれず、全員が以下の流れで順番に実施しました。
    • ステップ1:模擬授業実施(6分)
    • ステップ2:模擬授業実施者は講師からフィードバック&その他の人はフィードバックシートの記入
    • ステップ3:模擬授業者の感想シェア&フィードバック返却
模擬授業を行う参加者
模擬授業の様子

 

2日目も、講義だけでなく、アクティブラーニング技法の体験や、多様なワークに取り組んでいただきました。学習した知識をご自身の授業やシラバスの改善に繋げていただくことを狙いとしていました。

 

河上愛梨(「インタラクティブ・ティーチング」担当・学術専門職員)

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【開催報告】Coursera「インタラクティブ・ティーチング」第2回リアル・セッション~DAY1~

  • 【Coursera「インタラクティブ・ティーチング」第2回リアル・セッション 実施概要】
  • 日時:2023年9月13日(水)13:00~20:30、14日(木)8:40~18:00、15日(金)9:00~13:00
  • 形式:対面
  • 場所:大学セミナーハウス(八王子)
  • 講師:東京大学 栗田 佳代子 朴 源花 河上 愛梨 鍋田 修身
  • 対象:「インタラクティブ・ティーチング」を修了された方で、事前課題に取り組める方
  • 言語:日本語
  • 費用:無料(宿泊費・食費は実費)

 

2023年9月13・14・15日に「Coursera「インタラクティブ・ティーチング」第2回リアル・セッション」が対面で開催されました。今回のリアル・セッションは、講座初の合宿形式で行われました。「インタラクティブ・ティーチング」講座の修了者を対象に行われ、全国各地からご職業やご所属も多様な9名にお集まりいただきました。

今回は、初日(DAY1)の内容について、簡略ながらまとめさせていただきます。

 

■リアル・セッション全体の到達目標

  • 1.学生のモチベーションの喚起・維持・向上につながる工夫ができる
  • 2.学生が主体的に学べる授業のデザインができる
  • 3.アクティブラーニングの手法を体験し、実際に使えるようになる
  • 4.学生が主体的に学べるコースをシラバスとして表せる
  • 5.基礎知識をふまえた評価をデザインできる
  • 6.学んだ知識を模擬授業として活用し実施できる
  • 7.キャリアパスについて考え、日頃の活動や今後の展望について整理できる

うち、DAY1の目標は1,2,6です。

 

■DAY1のスケジュール

■概要

  • 事前準備
  • 事前課題として、(1)6分間の模擬授業(2)クラスデザイン(3)テキストシラバスをご準備いただきました。また、Google Classroomで自己紹介をご記入いただきました。

 

  • DAY1(2023年9月13日)当日
  • 【イントロダクション】(13:00~13:25)
  • 13:00に開会し、目的や到達目標などを確認しました。その後、講師が簡単に自己紹介を行いました。

 

  • 【模擬授業実施 初回】(13:25~15:45)
  • 2グループに分かれて、模擬授業を実施しました。基本的なルール(3Kなど)や役割分担を確認した後、東大FFP同様に、以下の流れで一人ずつ模擬授業を行いました。
  • ステップ1:模擬授業実施(6分)
  • ステップ2:模擬授業実施者は講師からフィードバック&その他の人はフィードバックシートの記入
  • ステップ3:グループで改善のためのフィードバック
模擬授業を行う参加者

 

  • 【休憩】(15:45~16:00)
  • 参加者の方々に事前にご案内し、ご当地のお菓子をお持ち寄りいただきました。おかげさまでとても充実したお菓子セレクションとなりました。飲み物は、コーヒーや紅茶などご用意しました。また、参考図書コーナーに講座のマスコットキャラクター「イタル君」のクリップを配置し、ご自由にお手に取っていただけるようにしました。
お菓子&参考書コーナー

 

  • 【クラスデザイン】(16:00~17:15)
  • クラスデザインについて講師より講義を行い、ワークとして、ご自身のクラスデザインシートの改善を行いました。
クラスデザインの改善の様子

 

  • 【モチベーション】(19:00~20:10)
  • モチベーションについて講師が講義を行いました。「教授にアドバイス」のワークでは、ある教授者の悩みの例に対して改善のためのアドバイスをグループで考えました。また、「模擬授業の改善」として、セッションで学習した内容を活かして模擬授業を改善する作業を行いました。
モチベーションの講義の様子
モチベーションのグループワークの様子

 

  • 【まとめ】(20:10~20:20)
  • DAY1の目的と目標を振り返り、学んだことと感想を各人でまとめました。

 

模擬授業に始まり、講義とワークで内容が盛りだくさんでしたが、参加者の皆様には熱心に集中して取り組んでいただきました。

 

河上愛梨(「インタラクティブ・ティーチング」担当・学術専門職員)

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「大学で教える」を学ぼう。東大FFP「大学教育開発論」第22期受講者募集!

※第22期東大FFPにつきましては、木曜・金曜クラスとも、リアルタイムのオンラインの開催となります。

教育力を向上させたい大学院生、ポストドクター、若手教職員のみなさまへ!
「東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)大学教育開発論」
本エントリー受付中!

大学教員には、研究力だけでなく、教育力も求められます。
東大FFPは、あなたの教育力を向上させる、実践的な学びの場をご用意しています。

★体系的に「教え方」を学べる!
★専門領域を超えたネットワークを作れる!
★修了者には履歴書に書ける公式の履修証を発行!
★大学院生は単位修得もできる!

【応募資格】
東京大学在籍の大学院生、ポストドクター、若手教職員

【日時と場所】
2023年度Aセメスター<A1+A2ターム>
・木曜クラス(定員25名)3, 4限(予定)
・金曜クラス(定員25名)3, 4限(予定)
いずれもリアルタイムのオンライン開催(DAY8のみハイブリッドの予定)
全8回(原則、隔週実施)

【詳細および応募方法】
下記のURLからアクセスしてください。

受講方法


(応募者多数の場合には、フォームにご記入いただいた内容をもとに選考を行います。)

【募集締め切り】
2023年10月5日(木)午前9時00分

ご質問等がございましたら、遠慮なくご連絡ください。
みなさまのエントリーを、お待ちしております!

大学総合教育研究センター
教授・副センター長 栗田佳代子
utokyo_fd@he.u-tokyo.ac.jp